皆様、こんにちは。お茶の水女子大学の学長を務めております郷 通子です。本日は、秋たけなわの3連休の最終日にも関わらず、ようこそ、本学主催の食育プロジェクトのシンポジウムにお越しくださいました。心からお礼を申し上げます。
「子どもの発達?成長過程を見通した食育の実践と教育プログラムの構築」、通称「食育プロジェクト」は、平成19年度から3年間の予定で、文部科学省か ら特別教育研究経費のサポートを頂くことができました。この「食育プロジェクト」は、食育の推進と栄養教諭教育を目的としています。
本学には附属施設として、保育所「いずみナーサリー」、幼?小?中?高等学校が、すべて大学と同じこの敷地内にあり、様々なライフステージの学生に対して継続的に教育をしていく環境に恵まれています。
そこで、このプロジェクトの中核となる「SHOKUIKUステーション」を設置し、大学の役員会と「SHOKUIKUステーション」が中心となって、学 内外において、食育活動やその評価研究を行います。これらの成果を「食育推進プログラム」として広く発信することを、本プロジェクトの目標としています。 各附属学校園における具体的な食育活動や共同研究は、要旨集や本日のポスターセッションをご覧ください。
このような附属学校園での様々な活動を進める中で、小学校の給食施設改善の必要性が全学問題として取り上げられ、現在、給食室をこれまでの3倍の規模に 拡大し、より良い給食を提供できるよう、大学の執行部が主導して、必要な費用の確保をはじめ、給食WGを設置し、給食全体の改善に取り組んでいます。まさ に、皇冠足球比分お茶の水女子大学の総力を挙げて、「食育推進プログラム」のよりよい形での実現にあたっています。小学